2018年11月09日

『ゲーマーズ!11 ゲーマーズと初恋マルチエンド』

葵せきな 先生が贈る、こじらせゲーマーたちのすれ違い青春ラブコメ。第11巻は突然に
訪れたイベントに対して“景太”たちがこじらせた想いに彼らなりの結論を導き出します。
(イラスト:仙人掌 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321806000014


奪った側も、奪われた側も動揺が隠せない、これまた不器用な関係。

敗北者にしか見えない“可憐”、勝者にはとても見えない“千秋”。まさに惨憺たる様は
見るのも痛々しく。その精神的な苦痛をもゲームで乗り越えていくあたりは実に彼女たち
らしいと言うしかなく。すべてを理解していた“真音”の立ち回りがまた小憎い演出で。

唇を奪われた“景太”が自分のことはさておいて“亜玖璃”の、そして“祐”の背中をも
押していく姿勢から、彼の本質が見えてくるという描写もまた絶妙。“祐”が彼女に対し
襟を正した場面は「ようやくここまで来たか」と胸を撫で下ろしたくなるほど素敵でした。

ここまで散々こじらせてきた想いのベクトルに一つ区切りがついたことで、気になるのが
“景太”の去就。これはもう読んで確かめていただくしかありませんが、すんなり決まる
こともないあたりが彼らしい。うれし涙の先にある真の最終巻で何が飛び出すが注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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