2018年10月01日

『天才王子の赤字国家再生術2〜そうだ、売国しよう〜』

鳥羽徹 先生が贈る弱小国家運営譚。第2巻は帝国の皇女との縁談に戸惑う“ウェイン”に
彼女から提示された後継者争いへの協力要請。上手い話の裏を読みきれるかが試されます。
(イラスト:ファルまろ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797399004.html


前巻に引き続き「意外な展開」の見せ方が実に上手い。加えて、立場は違えど旧知の仲な
皇女“ロウェルミナ”と“ウェイン”の駆け引き、先の読み合いが描かれる数々の場面が
見所ばかりで面白さが止まらない。ファルまろ 先生の挿絵も演出に花を添えてきます。

帝国で繰り広げられる三兄弟の睨み合いに踏み込むこともできない“ロウェルミナ”が
抱く野心。それを見抜けない“ウェイン”ではありませんが、それだけでは終わらない
両者の深慮遠謀にはただ圧倒されるばかり。だからこそ“ゲラルト”にはやられました。

鍵を握るアントガダルの地で暗躍する者たちを含め“ウェイン”と“ロウェルミナ”が
どう立ち居振舞うか、まさに一見の価値ある展開です。“ニニム”がちゃっかり彼女の
マウントを取っていくあの場面も見逃せない。国を売るには程遠い彼の未来に注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/184560647
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック