2018年09月10日

『彼女のL 〜嘘つきたちの攻防戦〜』

三田千恵 先生が贈る新作は、嘘が分かる特異体質の少年と、彼が気に掛ける嘘をつかない
少女、そして嘘ばかりつく学校のアイドルが織り成す奇妙なトライアングルストーリーです。
(イラスト:しぐれうい 先生)

https://ebten.jp/eb-store/p/9784047352308


人の嘘が分かる、それ故に父との人間関係すらぎくしゃくしている“正樹”。彼は級友の
“川端”の話から、彼女の親友である“小林”を殺した犯人として心当たりのある“佐倉”
に探りを入れることに。思わせぶりな彼女からは「絶対言わない」と強く言われるが──。

嘘をつくのが嫌いな“正樹”。嘘をつきたくない“川端”。いつも嘘ばかりつく“佐倉”。
その信条に至った背景がしっかりしているだけに“佐倉”がさも悪者のように映りますが
「“川端”が“小林”を殺した」という噂が出回ることで状況は大きく揺らいでいきます。

やがて“小林”が抱えていた嘘に辿り着くことで、“正樹”も“川端”も嘘との向き合う
姿勢に変化が現れ、成長を垣間見ることができる描写の数々と話の結び方はお見事と言う
しかなく。しぐれうい 先生の表紙のインパクトや挿絵の演出も上々でお薦めの一作です。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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