2018年09月06日

『ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ グラファリア叙事詩』

上総朋大 先生が贈る新作は戦記ファンタジー。人間より他種族が優位となった世界で奴隷
としてヴァンパイアの下で過ごす少年が、人が人として生きるための国作りを目指します。
(イラスト:細居美恵子 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321803001764


エーテルを操る能力を持つ人間の希少種である“ジノ”は、今やヴァンパイアに血を提供
するだけの存在。野心を抱く彼は、かの国の跡継ぎ問題で後れを取る“ヘネシー”に目を
つける。市井で酒に明け暮れると噂の彼女、彼と同じく只者ではない人物と見抜くが──。

“ヘネシー”をいわゆるパトロンとして貪欲に知識を吸収した“ジノ”が、彼女の領地を
次々と改革していく手腕や“ヴィオラ”や“ライバー”たちを手玉に取るやり口が見事。
その努力の影に、彼が野望を共に抱いた仲間との悲しい過去に苛まれる様子が痛々しい。

活躍に目をつけられた“ジノ”が対面した“ヘネシー”の父であり大公の威風とは真逆に
金の亡者たる兄の“ワーテイス”が次代を担うのかと思うと辟易する中、父の後継争いに
巻き込まれる“ジノ”たちがどう窮地を乗り越えるかが見所で、続きが楽しみな物語です。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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