和ヶ原聡司 先生が贈る魔王と勇者の庶民派ファンタジー。TVアニメBD&DVDの特典小説に
書き下ろしを加えた一冊。“千穂”の実家で農業を手伝う“真奥”たちの顛末を描きます。
(イラスト/029 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893877-8/ 】
5巻と6巻の間に位置付けられる本作。「農業ナメないことね」と啖呵を切る“恵美”の
男勝りというか人間離れした活躍ぶりだとか、彼女が抱く“真奥”に対する因縁と印象が
交錯する様子も見られたり、と“千穂”もうかうかしていられない展開がとても面白い。
重労働にグロッキーとなる“芦屋”や“漆原”の姿も印象的で。農業の大変さを理解する
“真奥”が見識を高めていくところがまた彼らしい。そんな和気あいあいとした雰囲気の
中で発生する畑泥棒騒動。ここで動かにゃ男がすたる、と本気を見せるのがまた良い所で。
途中、しっかりとラッキースケベな場面を挟みつつ、勇者と悪魔、両陣営が協力し合って
犯人探しをする話運びですとか、そしてあの「二つ名」を無かったことにしようと足掻く
“恵美”の涙ぐましい努力など、堪能する機会を与えていただいて感謝の念が絶えません。
2018年06月25日
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