柚本悠斗 先生が贈る学園逆転劇。第2巻は“緑”や“真誠”が示すそれぞれの正義に対し
自身のそれが揺らぐ“華織”が、2人の関係に深く切り込んでいく学園内裁判に臨みます。
(イラスト:米山舞 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797394313.html 】
生徒会長が例え悪でも従うとする“雀宮”副会長。治外法権としての役割を完遂しようと
する“真誠”。謎の先輩からも問いかけられる「正義」への悩みを“華織”が自分なりに
示そうと足掻く姿がとても実直で共感が持てます。それにしても貧乳いじりには苦笑い。
テニス部の事件を解決する際にも関与してきた“緑”の揺るぎない対応。“那須”からの
非難がフラッシュバックする中、その規範を生み出したある生徒の退学騒動への疑義から
あらゆる人物を巻き込んでの「学園内裁判」へと転じます。まさに山場を迎える感じで。
和解したはずの「いじめ」に隠された真実を知って“緑”の行動原理を理解した“華織”。
彼女がそれを踏まえてどう振舞うか。出した正義の意味は見届ける価値があると思います。
ということで完結お疲れ様でした。柚本 先生の新作に出会える日を楽しみにしています。
2018年03月29日
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