2018年03月20日

『君に恋をしただけじゃ、何も変わらないはずだった』

筏田かつら 先生が贈る青春ラブストーリー『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』
スピンオフ作品が登場。“恵麻”の友人“久美子”が進学してからの恋愛模様を描きます。
(イラスト:U35 先生)

http://tkj.jp/book/?cd=72816801
http://konomanga.jp/manga/kimikoi


場所は広島、安芸大学。合鍵を返しに、そして大事な本を返してもらうため元彼女の部屋を
訪れた“玲二”だが、すでに別の住人がいて引き下がるを得ず。帰りに職務質問を受けたり
踏んだり蹴ったりな彼は、その住人“久美子”と後輩の知人という形で偶然に再会する──。

甘え上手な美少年の後輩“奈央矢”とデキてるんじゃないか。彼が“久美子”の幼なじみで
好意を抱いたり、同郷の“冬吾”もそこに乗っかってきて、という様子をただ見ているだけ
じゃないか。不幸話が続く“玲二”を見て、恋心とは無縁な感じで話が進んでいくのが不憫。

エピローグで“恵麻”と“久美子”が互いの恋人談義をする様子、その内容が実に感慨深い。
合間に差し込まれる、ある人物が用意したト書きの台本が場面展開の隙間を埋めている演出
だと気付いてから話に惹き込まれました。今回も一筋縄ではいかない恋バナ、ぜひご覧あれ。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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