むらさきゆきや 先生が贈る覇道戦記ファンタジー。第13巻は元帥として南方へ派兵された
“アルティーナ”が“レジス”と共に現在の立ち位置を、更に帝国の現状を噛みしめます。
(イラスト:himesuz 先生)
【 http://ebten.jp/p/9784047350069/ 】
エルトリア教国からあっさりと戦線を引き下げた第六軍と第八軍を“ラトレイユ”は問題視
している。その“レジス”の読みがことごとく当たってしまう両軍の不甲斐なさには思わず
憤慨してしまいます。この結果を第四軍にとって将来に繋げられるか、という点に要注目。
更に「ヒスパーニア」へと進軍するよう指示されることに対し“レジス”が“ギルベルト”
から問いかけられる場面や、“エリーゼ”や“エレアノール”との会話から窺える、望む
未来へ辿り着くための過程が綺麗ごとだけで済まされないと認識している覚悟が印象深い。
“エレアノール”からの勧誘や“クラリス”の衝撃発言に慌てふためく“アルティーナ”を
見ているのは相変わらず楽しい。今巻では“エリック”に新たな活躍が望めると分かった
点も収穫と言えましょう。そして今後の鍵を握る「銃」を活かせるか、続きが気になります。
2018年03月13日
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