ぶんころり先生が贈る王道異世界ファンタジー。第6巻はペニー帝国の代表として魔法の
最先端をゆく「学園都市」を訪れた“田中”が、ある研究を巡る騒動に巻き込まれます。
(イラスト:MだSたろう 先生)
【 http://micromagazine.net/gcn/lineup/tanaka06/ 】
【 http://micromagazine.net/gcn/tanaka/ 】
娘を思うあまり無理を通そうとした“リチャード”の行動が引き起こした“エステル”の
記憶喪失。関係をリセットする良い機会と捉える“田中”の心情と、彼女の想いを知るが
故に気が気でない“ソフィア”や“エディタ”の機微の違いが問題の難しさを物語ります。
“田中”の気持ちを唯一知る“ロコロコ”とのやりとりも前巻に続き興味深い。その彼が
“エディタ”と共に訪れた学園都市で、ある出自故にいじめを受けていた“アーシュ”を
助けることになる彼が思いがけず“エステル”と対決することになる展開がまた面白い。
そして今巻では“田中”にまさかのキスシーン。もちろん挿絵付きで。我が世の春か、と
言わんばかりの内に秘めた喜びを、ぶんころり先生が否応なしに地の底へ叩きつけていく
かのような展開には思わず苦笑い。報われない“エディタ”を応援しつつ次巻を待ちます。
2018年02月22日
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