2018年02月14日

『電脳格技メガフィストガールズ』

杉井光 先生が原作を務める『電脳格技メフィストワルツ』の外伝的な立ち位置にある本作。
元お嬢様学校に入学した少年が、ガチなゲーム好き少女たちに振り回されるラブコメです。
(イラスト:水原優 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631224-0


財閥の令嬢“凛音”、読者モデルの“ひなみ”、スコットランドからの帰国子女“アイリ”。
学校に馴染めずサボりがちな“小野木”はゲーセンで音ゲーに明け暮れる。かの3人が所属
する「伝統格式研究会」に目をつけられた彼は彼女たちに呼び出される。その理由とは──。

ということでガチの格ゲー好きな“凛音”たちを行きつけのゲーセン「池袋ピアニッシモ」に
案内する“小野木”が、知り合った仲間らの教えもあって少しずつ格ゲーに強くなっていく。
その過程、やりとりがいかにも先生らしく安心して読めます。専門用語の解説もバッチリです。

実は格ゲー有名店が別にあり、「ピアニッシモ」が方針転換で格ゲーの撤去に乗り出す事態に。
新しくできた居場所を守るため店同士の格ゲー対決に臨む“小野木”たちは賭けに勝てるのか。
彼らの熱いプレイと、彼ららしい話の落とし所にご注目。水原 先生による挿絵もご堪能あれ。


おかゆさん 先生が漫画を担当する『電脳格技メフィストワルツ』も拝読。小説にも登場した
不運の元ピアニスト“フラン”が、自身と似たアバターを使う動画を見たことをきっかけに
「池袋ギャンビット」で格ゲーの能力を開花させていく「新時代格闘ゲーマーコミック」です。

格ゲーの生ける伝説と称される“桜庭”に目をかけられることになった“フラン”がピアノを
弾けなくなった自分に悲観する心境を、格ゲーを通じて払拭していく展開が熱い。“桜庭”の
キメ台詞の一つ「光速は 俺らには遅すぎる」の意味も、なるほど筋が通っていて面白いです。

登場人物が見せる言動の端々に 杉井 先生のテイストが見て取れて、これまたなるほど感が
強いですし、“桜庭”と対戦することになる“フラン”が彼に一矢報いるきっかけの与え方も
「らしさ」が垣間見えて実に楽しい。“綾音”がイイ味を出していて好感触。続きに期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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