シナリオライターとして有名な 砥石大樹 先生が「MF文庫J」でラノベ作家としてデビュー。
妹弟子が持つ魔法の才能を活かして一攫千金を狙う痛快ファンタジーを世に送り出します。
(イラスト:りいちゅ 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1621 】
巻物で魔法を使う世界で魔法屋を営む“スーミン”を助けてやってほしい。天才魔術師を
同じく師と仰ぐ“アルヴィン”が彼女の元に向かうも「一文無しなクズの助けは不要」の
一点張り。師のお願いは絶対、ということで彼は下僕扱いされながら同居を始めるが──。
ある事情から借金を背負う“スーミン”が作る巻物は芸術性を優先するあまり中々売れず。
“アルヴィン”が機能性を持たせた巻物を作ろう、と促しても頑なに拒む様子にもやもや
させられます。あとがきで先生が作家と編集者の関係に例えたのも得心がいくというもの。
“スーミン”に仕掛けられた罠を見抜き、彼女の不遇を影ながら何とかしようと振る舞う
“アルヴィン”。彼の能力の高さから次々と明るみになっていく、魔法を巡る世界の暗部。
黙っていない彼女が彼と共に二人三脚で活躍する様子が微笑ましく、楽しめる作品です。
2018年02月06日
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