渡瀬草一郎 先生が贈る、和風VRMMOを舞台とした「SAO」スピンオフ作品。第2巻は様々な
クエストと依頼をこなしていく“ナユタ”たちの活躍を4つの短編を通じて描いていきます。
(イラスト/ぎん太 先生 原案・監修/川原礫 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893594-4/ 】
羞恥心の欠如とは違う、無関心の極みとも取れる“ナユタ”の“クレーヴェル”に対する
言動が“コヨミ”の妬みを誘う場面が散見されるあたりが凄く好き。度重なる彼の強運、
というかラッキースケベなシーンの数々と、それに対する大人な対応もニヨニヨします。
仮想空間での温泉旅行、テストプレイと続き、運営側も想定外のアイテム機動傀儡を入手
してから“マヒロ”の父親捜しへと小編が流れるように繋がっていく展開の絶妙さもまた
今巻の素晴らしいところで。“クレーヴェル”の幸運と“コヨミ”の洞察力が光ります。
“マヒロ”の父が置かれた状況からこの業界の闇を垣間見つつ、彼女の性格が父親譲りと
分かる描写をそっと挿入するなど演出面でも目を見張る点が多々ありました。“ナユタ”
の機微は今後変化するのか否か。“クレーヴェル”の気苦労と共に見守りたいものです。
2018年01月22日
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