2018年01月03日

『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 三』

秋田みやび 先生が贈る、退魔お仕事嫁物語。第3巻は“芹”のお披露目を迫る叔父の登場、
さらに怪異をもたらす白無垢の持ち込み、と北御門家の面々が翻弄される逸話が描かれます。
(イラスト/しのとうこ 先生)

https://www.kadokawa.co.jp/product/321610000574/


“芹”や式神の“祈里”たちにいいようにされる“皇臥”を見て、北御門の家に属する者と
しての不甲斐なさを嘆く叔父“武人”。彼と相性の悪い“史緒佳”との口喧嘩、更に“芹”
も共闘する様子が見ている分にはとても楽しい。男性陣からすると針の筵かも知れませんが。

“翔”の家である古物商に持ち込まれた白無垢の花嫁衣裳。それが短い間に何度も売れては
返品を繰り返す、という異常事態に頼られた“皇臥”。しかし、彼ではなく“芹”に霊障が
及ぶのを目にして、しかもそれを止められない、という場面で彼女が頑張る姿がいじらしい。

白無垢の花嫁衣裳に秘められた謎に迫る、今回の話の鍵を握るのが“皇臥”の弟子となった
“真咲”・・・かと思えば実は、という仕掛けが興味深い。それにしても“祈里”の“芹”を
好きすぎる様子が抜けない所が私的にお気に入り。彼女のあの一言が示す意味にも注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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