2017年12月28日

『うちの聖女さまは腹黒すぎだろ。』

上野遊 先生が贈る新作は、落ちこぼれの騎士志望な少年が、拾われた辺境の国で見た目は
天使、中身は悪魔のような聖女に振り回されていくブラック労働(!?)ファンタジーです。
(イラスト/りいちゅ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893515-9/


騎士になりたいが才能は欠けている“カイ”。何度も不採用通知を受ける中、採用を前向き
に検討したいと連絡してきたブラウファルト聖王国は、かつて魔神族と戦った勇者の仲間
「聖女」の末裔がいるという。意気揚々と向かう先で聖女の意外な姿を目にするが──。

王女“フローラ”からの「小遣い稼ぎに務めろ」という一方的な宣告は、思い描いていた
騎士像からは遠く離れた姿。弱みを握られた、ということもあって色々と手は打つものの
そう上手くいくはずもなく。更に旧友“モモ”から王政廃止の意思を告げられ困惑します。

やがて“フローラ”が言う小遣い稼ぎの真意、“モモ”が目指す王政廃止の理由が見えて
来ると物語の流れはぐるりと向きを変えてきます。そこが人情味あふれていて心が温まる
結びへと繋がります。“リーリエ”の姫様ラブな言動も面白い。続きが見てみたい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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