2017年12月19日

『魔弾の王と戦姫<ヴァナディース>17』

川口士 先生が贈る美少女ファンタジー戦記。第17巻は“ティル=ナ=ファ”の地上降臨、
“ヴァレンティナ”の王宮掌握を目前に“ティグル”と“エレン”各々の激闘を描きます。
(イラスト:片桐雛太 先生 キャラクター原案:よし☆ヲ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1554


“ソフィー”の口から遂に言及された、魔弾の王に関する伝承と“ティグル”との関係性。
クライマックスが近いことを如実に示す導入なだけに、終わる終わる詐欺的な話の膨らみ
も致し方ないかと。今巻での激闘とその決着は熱い局面への差し掛かりを示してくれます。

“フィグネリア”に圧倒される“エレン”。ギリギリの場面で“ヴィッサリオン”の夢を
叶えるため立ち上がる踏ん張りどころがまず熱い。“ヴィッサリオン”の潔さが印象的で、
只々圧倒されるばかりの闘いぶりでした。今回も“エレン”が頑張りすぎていて大変です。

“ガヌロン”の圧倒的な強さ、周到な根回し。こちらも“ティグル”大苦戦ですが冒頭の
逸話や、戦姫たちの協力、そして新たな戦姫の参戦で大いに映える熱い闘いを繰り広げて
くれます。代償はとても大きく“ヴァレンティナ”が止められるか、最終巻に大注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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