2017年11月15日

『放課後、君はさくらのなかで』

竹岡葉月 先生が「集英社オレンジ文庫」より贈る新作は、事故死した女性、彼女の高校時代
の同級生、彼が受け持つ女子生徒、3人が思わぬ形で遭遇する顛末を描く青春ミステリです。
(イラスト:ヤマウチシズ 先生)

http://orangebunko.shueisha.co.jp/book/4086801485


怪我で頭を打ち一部の記憶を失った“咲良”から相談を受ける社会科教師の“鹿山”に対し
「自分は今やOLとなった“桜”だ」と告げる。交通事故で亡くなったはずの“桜”から体を
“咲良”に返したい、とお願いされた彼は動揺する暇もなくその対応に乗り出すのだが──。

“咲良”としての日常生活を壊す訳にもいかないので彼女のことをまず知ろうとする“桜”が
気付いた“咲良”の境遇。いつしか“桜”として振る舞ってしまう様子を“鹿山”が正面で
受け止める所作から、高校時代とは違うこと、けれど本質は変わらないことが窺い知れます。

やがて思わぬ所から“咲良”の気持ち、怪我の原因、そして“桜”が“咲良”のなかに居る
この不思議な現象の謎に迫ったとき、彼女の忘れていた淡い恋心が本格的に動き出していく。
そんな物語の締めくくりがこそばゆくて、将来に幸あらんことを願う他にありませんでした。

posted by 秋野ソラ at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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