2017年11月10日

『落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国 XII』

舞阪洸 先生が贈る戦乱無双ファンタジー。第12巻は“カサンドラ四世”の掲げた打倒魔女
の思惑に巻き込まれ窮地に陥る“ナーガ”たちがとる起死回生の一手とその後を描きます。
(イラスト:よう太 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1586


叛意をあらわにする“カサンドラ”。しかし“ナーガ”にはあっさりと挟撃の策を躱され
協力者も思うように集められず求心力を損なう想定通りの事態を招きます。その間に立つ
“リガヤ”の苦悩が今巻のポイントの一つ。それを織り込み済みの“ナーガ”が流石です。

“ヴィータ”たちの不安を払拭した“ナーガ”が、ピンチをチャンスにと言わんばかりに
共通の敵を前に魔女たちの結束を更に強め半島を平定していく様子は彼女たちの地位向上
を裏打ちするに足るもの。いつか魔女が人と共に暮らせる未来も遠くないと感じさせます。

そんな中、“ナーガ”の記憶が戻りつつある描写が挟まれていき、そして彼がかの地を
訪れることでその意図は決定的なものとなります。全ては表紙のイラストが物語ります。
惜しみつつも彼らしい、また「彼女」らしい話の結び具合を心から祝いたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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