2017年10月19日

『語り部は悪魔と本を編む』

シナリオライターとしても活動する 川添枯美 先生が贈る新作はラノベ作家の卵と担当編集
が思いがけず恋愛関係を結び、作家としてデビューするために戦い、葛藤する様を描きます。
(イラスト:himesuz 先生)

http://ebten.jp/eb-store/p/9784047348516/


真昼の喫茶店で素敵な彼女ができる妄想を繰り広げる“雄一”。編集長に認められる作品を
書くため執筆を続ける彼は妄想を具現化したような“絵美瑠”と出会い、同衾、そして彼女
として付き合う一大転機を迎える。あとは作家デビューが出来れば順風満帆なのだが──。

編集長の“神田”に書いた作品を送り続け、コメントも得られないまま3年半。もはや意地
しかない“雄一”を何度も何度も厳しい現実が襲います。それは“絵美瑠”を彼女にしても、
いや彼女にしたからこそ、信じていた編集長に声を荒げるほど彼は追い詰められていきます。

実は“絵美瑠”にも“神田”に頭が上がらない苦い過去と経験があり悔しい涙を流す局面を
迎えます。でもそれを乗り越えて“雄一”と本当のパートナーとして一歩も二歩も歩み寄る
話運びは熱量を感じます。二人に幸あれ! とは言え「爆発しろ」案件でしかありません。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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