涼暮皐 先生の「カクヨム」投稿作が書籍化。青春を謳歌するため「主役理論」を実践する
少年が真逆の「脇役哲学」を掲げる少女と出会い意見と想いをぶつける学園ラブコメです。
(イラスト:すし* 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1576 】
【 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882526026 】
「世界をひとつの物語だとするのなら俺はその主役として生きたい」と語る“未那”に対し
「世界をひとつの物語だとするのならわたしはその脇役として生きたいんだよ」と主張する
ワケありな同級生“叶”。相反する思想を持つ二人が出会う所から物語は動き始める──。
何かと縁のある“叶”を見てお友達からゆくゆくは彼女に、などと考えていた“未那”の
思いはことごとく覆される。でも互いの理論、哲学以外は相性がすこぶる良い。彼氏彼女
とならないのがおかしいくらいの奇妙な関係とやりとりの数々が読んでいてとても面白い。
それぞれが思い描く青春を実現するために一人暮らしを始めた“未那”と“叶”。どちらが
折れるのか否か、という点に加えて「そもそもなぜそんな理論、哲学を抱くようになったか」
という理由への言及も物語の鍵となるので注目して読んでほしい。お薦めのラブコメです。
2017年10月10日
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