伊達康 先生が贈る名助演ラブコメ。第3巻は“蒼ヶ崎”に持ち掛けられた縁談が剣道道場
の乗っ取りに関わると知り妨害に走る“一郎”を、予想外のサイドストーリーが襲います。
(イラスト:紅緒 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094516968 】
影から支える友人スタイルを貫き通そうとしては“龍牙”に巻き込まれ、“トウテツ”に
フラグを立てまくられ、と今巻も思い通りにはいかない“一郎”。“龍牙”の本性も次々
バレてまた更なるややこしい関係が築かれたりして、そんな様子が微笑ましくて、面白い。
“蒼ヶ崎”と同じ道場だった“田中”がモブかと思えば今回の彼女に纏わるエピソードに
しっかり食い込んでくるあたり、仕掛けも上々。“魅怨”とのライバル関係も活かしつつ
“蒼ヶ崎”と“朝雄”の進退を賭けた団体戦を、意外な展開を挟みながら進めるのも絶妙。
道場争いの陰に新たな魔神を予感させる結末ですとか、さりげなく“魅怨”が言及してきた
使途が増やせる可能性あたりが気になりつつ、エピローグでまた意味ありげな引きを示す
「彼女」の真意は何なのか。“一郎”を囲う女性陣の動向も含め、次巻も実に楽しみです。
2017年09月05日
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