2017年08月28日

『魔法科高校の劣等生(23) 孤立編』

佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ。第23巻はUSNAが示す宇宙開発プロジェクトへの参加を
打診された“トーラス・シルバー”こと“達也”の立場が益々悪化していく顛末を描きます。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893281-3/


“達也”が作った魔法が軍事利用されたことを皮切りに、九校戦が中止になって魔法師たち
からの心象を悪くし“トーラス・シルバー”であることが紐づいたことで国内外からの印象
も悪くして、とまさに彼が孤立していく様子と回避せずに受け入れる彼らしさが見所の一つ。

“リーナ”や“エリカ”たち、身近な人が動揺する中で“深雪”とも距離を置くことになる
“達也”にやっかみを入れる人たちが出てくるのも必定。“十文字克人”が出てくる時点で
彼とやり合うことになるのも避けられません。二人の本音が出る戦いぶりも見逃せない所で。

兄を想う“深雪”のつらい心情から提示された独断行動。あの挿絵が示す中々の勘違いぶり
に微笑ましさを感じます。“真由美”がいつの間にかそんな立ち位置に堕ちたのかと思うと
ある意味、感慨深く。仲間に支えられつつも更に追い詰められる“達也”の動向に注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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