2017年08月09日

『ひきこもり姫を歌わせたいっ!』

水坂不適合 先生の「第11回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞」受賞作。ひきこもりの
級友の歌声に惚れ込んだ少年がロックバンドで有名になる夢を不器用に目指す物語です。
(イラスト:有坂あこ 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094516883


世界的ソングライターを目指す“礼人”はバンドを組んで高校生バンド最大の大会で活躍
を目指すもライブハウスを出禁にされるほど歌が下手。高校三年という将来に敏感な時に
ボーカル探しをする彼へ先生が不登校女子に会いに行けと依頼する所から話は始まる──。

最初は下心丸出しで「ひきこもり姫」こと“遙奈”と友達になるところからスタートした
“礼人”。次第にそっちのけで彼女に合いに行く彼の心境の変化と、彼によって再び学校
に行けるまで成長した彼女の言動の変化が前半部分の印象に残る場面として展開されます。

後半では“遙奈”をボーカルとして迎え、紆余曲折を経てバンドが脚光を浴びるサクセス
ぶりがメインかと思えば、“礼人”の報われない生き様に胸が押しつぶされるほど切なく
なります。ひきこもり姫の歌がもたらす青春満載の結末は、堪能するほどに熱く青いです。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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