2017年07月07日

『おいしいベランダ。 3月の桜を待つテーブル』

竹岡葉月 先生が贈る大好評・園芸ライフラブストーリー。第3巻はイベント盛りだくさん
の年末年始。期待する“まもり”の心に水を差す過保護な母到来で雲行きが怪しくなります。
(イラスト:おかざきおか 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/product/321701000516/


従姉妹の“涼子”にまつわるエピソードを“葉二”から聞かされて赤面する“まもり”に
追い打ちをかけるような彼の不意打ち。農園に迎えに行った件も含めてキュンキュンする
場面の連続。進展する二人の仲を彼女の両親がまさかあの様に誤解していたとは露知らず。

そして事の起こりは“まもり”の弟“ユウキ”が高校受験のプレッシャーに追いやられて
彼女の部屋を訪れた所から。一人暮らしを始めた理由など、家族と微妙な距離感を置いた
娘の事情と、心配のあまり二人の仲を断固として認めない親の衝突。実に悩ましい展開で。

“ユウキ”に対する彼なりのフォローや真摯に、紳士に“まもり”の両親に想いを告げる
“葉二”の頑張りを褒めておきたい。意外な所から母の頑なな姿勢を崩すあたり彼らしい。
おせちを変身させる手腕など、料理の手際の良さも見所。色々と丸く収まって何よりです。

posted by 秋野ソラ at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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