2017年05月31日

『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 二』

秋田みやび 先生が贈る、退魔お仕事仮嫁語。第2巻は“皇臥”のもとに“芹”の友人から
悪霊憑きの依頼が舞い込み、今回もまた尻込みする彼を、彼女が嫁として奮い立たせます。
(イラスト:しのとうこ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/product/321610000573/


“本間”が主催する「廃墟研究会」の活動に同行したことを契機に黒く長い髪にまとわり
つかれる症例が増えた“沙菜”。彼女を助けるべく動いてくれる“皇臥”が何やかんやと
言いながら優しい。格好良いかと言われると今回も首をかしげたくなるため実に悩ましい。

今回は新しい式神として朱雀の“錦”、普段はシナモン文鳥を形どっているためその差異
が激しい彼が参加することで“祈里”の抱える問題点が浮き彫りとなります。“皇臥”が
彼女にとやかく言うのもおこがましい気がして、“芹”の語る想いに共感しておりました。

“沙菜”たちを障る根本を断つために元凶となる村を訪れた“皇臥”が切り札として用意
したアレがいかにも彼らしくて苦笑い。願わくば“祈里”の頑固な認識を“芹”が解して
くれることを願ってやみません。そして契約結婚が真の関係に至ることを期待したいです。

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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