2017年05月10日

『新宿コネクティブ1』

内堀優一 先生が贈る新作は、「依頼遂行率100%の何でも屋」の家主先に下宿する平凡な
少年が個性豊かな人たちを頼りに事件解決に奔走する、新宿系エンタメ・ミステリーです。
(イラスト/ギンカ 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/723.html


新宿で「掃除屋」を営む“平三郎”は依頼人に対しても威圧的で内容によっては拒否する
こともある気分屋。彼をなだめながら“慶介”が依頼内容を確認すると、ある理由ゆえに
闇医者を探しているとのこと。雲をつかむような話で捜すきっかけに頭を悩ませるが──。

ありとあらゆるツテを活かし、新宿という場がもたらす独特の事件を解決していくことに
なる「掃除屋」の活躍がまず見どころ。そのツテとなる名門一族を担う中学生“胤正”や
ストーカー女子高生“清子”、地元の刑事など個性的なキャラクターたちも魅力の一つ。

「冤罪」の件は“主水”の個性が印象深かったですし「窃盗団」の件も新宿ならあり得る
内容でした。テーマ選びにも気を遣っているかと。「僕だって彼にかなうとは思わない」
口絵にて“胤正”が嘯く真意も最後まで読めば分かるはず。楽しみなシリーズの登場です。

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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