2017年04月07日

『異世界薬局 4』

高山理図 先生が贈る薬局ファンタジー。第4巻は神官長“サロモン”行方不明の知らせを
機に見えてくる「神聖国」の思惑を前に、“ファルマ”や女帝が真正面からぶつかります。
(イラスト:keepout 先生)

http://mfbooks.jp/4709/
http://ncode.syosetu.com/n8541cr/
http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000031010000_68/


“パッレ”との健診対応や「彼女」との自然なハグで天然のプレイボーイぶりを如何なく
発揮する“ファルマ”に微笑ましさを感じつつ、“サロモン”の件を聞いて周囲から釘を
刺されたにも関わらず颯爽と対処してしまうあたり彼の信仰が一層高まるのも無理はなく。

その経緯を知った女帝が「神聖国」に強気の姿勢を見せるあたりは実に爽快。その彼らが
秘蔵していた“ファルマ”が元の世界で所有していた職員証が彼の本質を再認識させる
くだりも印象的。死んでも直らない、とはよく言ったもので。今後の繋がりにも注目です。

衛生面の問題を危惧して“ファルマ”の手ずから生まれたあれやこれやの数々。それでも
対処療法でしか回復が望めない病があったりするなど普段では目にすることのない医学的
見地が窺えるのも本作を楽しめる要素の一つ。いつまで薬神でいられるのか気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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