2017年03月24日

『ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌』

廃止寸前の図書館を守るため書評バトルに臨む図書部員の少女と訳あり少年の青春物語。
「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズのスピンオフを 峰守ひろかず 先生が綴ります。
(イラスト/おかだアンミツ 先生 原作・監修/三上延 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892755-0/


利用者数が僅かの旧図書館を廃止したい生徒会の副会長。「ビブリオバトル」のルールを
改変して行う書評バトルに勝てば再考すると聞いて勝負に出る古書好きの少女“こぐち”。
黒歴史あふれる小説ノートを見られたことが縁で“響平”は彼女に協力することに──。

ラノベやマンガ、アニメが好きなら古典作品にも楽しめる要素が多くある。書評バトルを
通じてそれを伝えてくれる橋渡し的な物語に仕上がっています。“響平”の朗読が異能の
ような描写になっていたり、“こぐち”が妙に艶めかしい所作を見せる所なども面白い。

時に“栞子”さんに助けられ、時に2人で守ってきた旧図書館も人の思いだけで抗えない
危機を迎えます。そこを稀覯本で安易に解決させない展開に感心しました。スピンオフの
作品として役割を果たす秀作でした。続きが書けそうならば、ぜひお願いしたいものです。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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