2017年03月06日

『ゼロの使い魔22 ゼロの神話』

ヤマグチノボル 先生が描き続けてきた恋と冒険の異世界ドラマティックラブコメ。聖地に
辿り着いた“ルイズ”と“才人”が直面するハルケギニアと地球の危機に心揺れ動きます。
(イラスト:兎塚エイジ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1515


“ヴィットーリオ”から告げられたある一族の秘密の過去と“才人”がいた地球との関係。
聖戦を望む意思に反対する“ルイズ”だが、ある事実を前に手を貸す苦渋の決断をする。
一方で“才人”は過去の“ブリミル”からある打開策について可能性を導き出すが──。

異世界に召喚される物語だからこそ無視することはできない元の世界との繋がり。それを
“才人”だけの問題とせず“ルイズ”たちも巻き込んで悩ませ考え抜いた先の結論として
行動させる展開は最後まで目が離せない緊張感がありました。最後の挿絵も最高でした。

若くしてこの世を去ってしまった ヤマグチノボル 先生の遺志を継いで代筆を引き受けた
作家の方に、そして英断した「MF文庫J」編集部に心からの敬意を。変則的ではありますが
こうして本作の完結を見届けることができたことを喜ぶと共に、御礼申し上げる次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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