「第28回将棋ペンクラブ大賞・優秀賞」「このラノ2017・文庫部門ランキング1位」を獲得
した、白鳥士郎 先生が贈る熱血将棋コメディ。第5巻は名人と対峙する苦しさを描きます。
(イラスト:しらび 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797390100.html 】
名人との対局で負けが込み、“あい”や“銀子”の心遣いにも八つ当たりで返してしまう
ほどに打ちひしがれた“八一”を、言葉ではなく自身の対局で伝えた“桂香”に思わず涙。
神を前にしても勝ちを諦めない心を取り戻した彼の鬼気迫る想いが挿絵と共に伝わります。
熱い展開だけでなく、喜劇的な描写にも磨きが。“ひな”への償いとして見せつけられる
イチャイチャぶりは事案モノですし、女将の過剰な対応も思わず笑みがこみ上がります。
“八一”の家族のゲスっぷりもね。そんな中にも家族愛を感じる名場面があるのでご注目。
小冊子に さがら総 先生が書き下ろした短編がまた秀逸。今巻の「勝ち」にこだわる想い
を永遠のライバルに対して叩きつける“銀子”の心情を描く物語は一読の価値ありです。
本編で悔しい思いをした分、報われても良いかと。ゲストイラストも目の保養になります。
2017年02月27日
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