安里アサト 先生の「第23回電撃小説大賞・大賞」受賞作。帝国の無人兵器に苦しめられる
共和国が対抗策として開発した同型兵器に隠された偽りに翻弄される少年少女を描きます。
(イラスト/しらび 先生 メカニックデザイン/I-IV 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892666-9/ 】
高性能無人機を戦場へ送り出すことで戦死者ゼロの国防を実現した、と喧伝する共和国。
実状は銀髪銀瞳の先住民が暮らす85ある行政区の外に追いやられ劣等生物と侮蔑される
有色種「エイティシックス」と呼ばれる人たちが無人機に乗り兵役に就いていた──。
無人機部隊を指揮する“レーナ”が共和国の「怠慢」を何とかしようと血気盛んになるが
精鋭部隊を率いる“シン”たちとの交流から認識の甘さを痛感させられ、ある契機を元に
仲間になれるかと思えば彼らに課せられた「期待」に絶望する。その過程が壮絶なドラマ。
パーソナルネームの付け方、帝国の無人機「レギオン」との因縁、“シン”たちがたどり
着いた先。見届けるしかなかった“レーナ”にかけられた最後の一言。すべてが繋がった
あの瞬間に圧倒される読了感は皆さんにも体験してほしい。映画化にも耐え得る作品です。
2017年02月20日
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