2017年02月06日

『リンドウにさよならを』

三田千恵 先生の「第18回えんため大賞・優秀賞」受賞作。好きな女の子の飛び降り自殺を
食い止められず地縛霊として目覚めた少年といじめられっ子との奇妙な繋がりを描きます。
(イラスト:DANGMILL 先生)

http://ebcomic.com/clear/fcc/viewer/viewer.html?id=1565


級友から陰湿な嫌がらせを受けている女の子、“穂積”。その様子を霊としてもどかしく
眺めていた“神田”はある日、彼女から声を掛けられる。何故ここにいるのか。好きな娘に
境遇が似ている彼女を何とかしようとすることで自身の存在意義を見出そうとするが──。

“神田”の助言を得て少しずつ変わろうとする“穂積”の努力。それを認めない“松下”の
グループ。かばってくれる“高木”や彼の後輩“結城”の存在が突破口となって、少しずつ
明るい表情を取り戻す“穂積”の成長が話の主軸か、と思っていると物語は思わぬ方向へ。

地縛霊となった“神田”を取り巻く人間関係が明らかとなったとき、「リンドウ」の花に
込められた想いが、そしてタイトルの意味が分かった瞬間の感動は言葉で表すのが難しい。
ファミ通文庫が素晴らしい学園青春ストーリーを提供できるレーベルだと再確認できました。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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