2017年01月26日

『タイムカプセル浪漫紀行』

松山剛 先生が「メディアワークス文庫」から贈る新作は、考古学者としての夢をあきらめ
かける青年に、死んだはずの幼馴染の少女が一筋の希望をもたらす感動ストーリーです。
(イラスト/ 肋兵器 先生)

http://mwbunko.com/978-4-04-892614-0/


考古学者になる夢を後押ししてくれた“明日香”は幼い頃に他界し、目標として追い続けた
父は遺跡ねつ造事件の容疑を晴らす間もなく人生の幕を下ろし、生きる熱量すら失いかけた
“英一”の前にあの頃のままの少女が現れ、こう告げる。「久しぶりだね、英ちゃん」──。

あの日の約束、タイムカプセル探しをするために長らく離れていた地元の街に“明日香”と
帰ることになった“英一”が、親の件もあり引け目を感じていた親友たちにも受け入れられ
救われる思いを感じる中、彼らに違和感なく迎えられる彼女の存在に益々、謎が深まります。

探し物を続ける中で思い出していく記憶、そしてタイムカプセル探しに込められた想いに
気付かされたときの切なさたるや。肋兵器 先生のイラストも“明日香”の願いをしっかり
反映していて流石でした。再び夢を追う力を得た“英一”の未来をぜひ、見届けて下さい。

posted by 秋野ソラ at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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