2016年12月28日

『ゼロから始める魔法の書VIII ―禁書館の司書―』

2017年春のTVアニメ放映に向けて準備が進む、虎走かける 先生の大人気ファンタジー作品。
第8巻は世界を救うべく北の地にある祭壇を目指す“ゼロ”たちが壮絶な光景を目にします。
(イラスト/しずまよしのり 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892539-6/


魔女の力を借りてでも任務を全うしたい教会騎士団の隊長“バルセル”と生粋の教会信者
で副隊長の“レイラント”。そりの合わない二人を“ジェマ”が取り持ちつつ悪魔の領地
へと踏み入れてからの不協和音ぶりに苦笑い。“傭兵”と“ジェマ”の気苦労は尽きず。

“ゼロ”の助言に従う者、従わない者の分かりやすい末路を経て辿り着いた領主、禁書を
収集する図書館の“館長”が示す異常なまでの執着に慄きます。“司書”から語られる
事情からすべてを見抜いた“ゼロ”の容赦ない鉄槌に“傭兵”が怖がるのも分かります。

“傭兵”と過去につながりのある“ジェマ”のエピソードと、彼が示した“バルセル”に
対する感情も見所の一つと言えます。幕間で語られる“神父”と“リーリ”の微笑ましい
やり取りに安堵しつつ、そちら側も動きがありそうですので合わせて続きが楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(1) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
隊長はジェマですよ。
隊長のジェマと副隊長のレイランドの間を取り持っているのがバルセルです。
Posted by 名無 at 2017年04月16日 01:47
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