大森藤ノ 先生の大人気シリーズ「ダンまち」のスピンオフ作品。第7巻はダイタロス通り
の調査に乗り出した“ロキ”たちが想定外の局面を迎える、本編7巻の裏側を描きます。
(イラスト:はいむらきよたか 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797389357.html 】
あからさまな隠し扉の発見から始まる新たな迷宮探索。明らかに罠があると分かりつつも
進まざるを得ない「ロキ・ファミリア」の面々が、“フィン”の重傷を始めとして次々と
窮地に陥っていく、かつてない緊迫感あふれる展開に読み手にも焦りと不安が募ります。
人の手によって作られた執念の塊のような迷宮に込められた想い、それを取り巻く関係が
見えてくると共に、わずかなチャンスを拾い上げて状況を覆そうとしていく展開が熱い。
この話運びがほぼ即興で生み出されてきた、というのですから 大森 先生、凄すぎます。
“イシュタル”の野望成就、その切り札がまさかあんな結果をもたらすとは。まさに絶句。
殺伐とした雰囲気は小冊子に収録された 依河和希 先生のゲストイラストや 矢樹貴 先生
の漫画、書き下ろし短編小説の微笑ましさで払拭できたと思います。続きが楽しみです。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178179961
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178179961
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック