TVアニメ第二期放送を4月に控える、丸戸史明 先生が贈るメインヒロイン育成コメディ。
第11巻は最終シナリオ「叶巡璃」のルートを決めるべく“倫也”が“恵”に急接近します。
(イラスト:深崎暮人 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321606000848 】
扱いが雑なように感じられた“出海”や“美智留”の強烈なアピールをくぐり抜け、そんな
二人の陰に位置するかのような“恵”に“倫也”が焦点を当てる今巻。ここぞとばかりに
ヒロインぶりを発揮したりしなかったりする“恵”が可愛すぎる。口絵も挿絵も絶妙です。
書きたい気持ちはあふれるほどあるのに書けない。“倫也”の苦悩を理解し、打開策を提示
するのは「あの人」しかいないワケですが、そこから二人で「叶巡璃」のシナリオを作って
いこうとする“倫也”のごり押しと“恵”の頑なで正直な言動がこっ恥ずかしくて実に良い。
地の文にもありますけど、既刊を手元に置きながら読むことをオススメしたい展開を魅せて
くれます。確かに、あのページから栞を挟みっぱなしにしておくべきでしょう、“恵”好き
な方々にとっては。その話運びで訪れる「転」とは何か、不穏な空気が実に気になります。
2016年12月05日
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