「小説家になろう」の有志企画「和モノ布教し隊」へ参加した 日向夏 先生の作品が書籍化。
機織りの実技を教える非常勤講師となった巫女が遭遇する不思議と謎解きの顛末を描きます。
(イラスト:六七質 先生)
【 https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=59977 】
古都にある玉繭神社に下宿し、管理者の“大家”や同居人の“シロ”“クロ”との生活を
楽しみながら巫女として機を織る日々を過ごす“絹子”。ある日、講師を務める講義を
受けている生徒“崎守”から相談を受ける。「神隠しにあったみたいなんです」と──。
“崎守”からの相談を機に、次々とオカルティックな事件に巻き込まれていく“絹子”。
口はやや乱暴でも人付き合いが上手でもない彼女を心配してあれこれ手を回してくれる
“大家”がいて一安心・・・などという安易な事件解決ものではない展開で魅せてきます。
事件が導き出す登場人物たちの思いも寄らぬ人間関係。“絹子”の意外な食べっぷりに
隠された真実。日常と非日常、被害者と加害者が入り混じる話運びに読み応えは抜群。
本書の副題に含まれた意味に気付かされた時の驚き、ぜひ読んで確かめて頂きたいです。
2016年12月02日
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