2016年10月21日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11』

大森藤ノ 先生が贈る、一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語。
第11巻は名声を失った“ベル”と異端児に対する想いが錯綜する、その結末を描きます。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797388121.html


“ベル”の行動に不信感をあらわにする者、それでも信じようとする者。決意揺らぐ彼に
仲間の支えがあることがどれだけ救いのあることか。その彼の動向を注視する“フィン”
“ヘルメス”“フレイヤ”そして異端児たち。各々の裏の読み合いが緊張感を誘います。

「人造迷宮」に集まる各陣営の駆け引き、繰り広げる勝負の数々。オールスターの競演と
言ってもいいほど熱い展開が続きます。中でも“アイズ”にも決意を貫き通した“ベル”
の気迫と、彼の気持ちに応えた“ウィーネ”の心の成長とその強さには眼を見張ります。

英雄回帰を臨む“ヘルメス”の腹黒い思惑をも吹き飛ばす黒き闖入者。死闘を繰り広げる
“ベル”の「冒険者」ぶりに街の住人も応じてくれる流れは実に良かった。結果として
強くなりたいと願う気持ちを呼び起こした彼の新たなダンジョン・アタックに期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/177333414
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック