2016年10月17日

『蜘蛛ですが、なにか? 4』

馬場翁 先生が「小説家になろう」で公開していた迷宮サバイバル・ストーリーの書籍版。
第4巻はマザーとの対決を迎える“蜘蛛子”の激闘や転生者たちの不穏な動向を描きます。
(イラスト:輝竜司 先生)

http://kadokawabooks.jp/product/89/


マザーこと“クイーンタラテクト”のステータスが破格すぎて驚愕する暇も与えず更なる
強敵をぶつけてくる世界の不条理さ。それに立ち向かう“蜘蛛子”が即死もあり得る状況
を奇策、秘策で切り抜けていく戦いが熱い。外に出て一安心か、と油断していただけに。

一方、エルフの里を目指しエルロー大迷宮に挑む“シュレイン”。先生に対する疑念が
次々と見えてくる中、読み手としても疑問に思う描写がちらほら。そこで巻末の年表と
来たら話を読み進める上で新たな興味が沸かずにはいられません。今巻のラストも含めて。

管理者との関係が大なり小なり見えてきた転生者たち。“蜘蛛子”は更なる進化を遂げて
伝説になりそうな勢い。“シュレイン”らはエルフの思惑すら読み切れぬまま“ユーゴー”
との戦いに巻き込まれる情勢。風雲急を告げる彼ら彼女らがどうなるのか続きに注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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