2016年10月11日

『やがて恋するヴィヴィ・レイン 1』

『とある飛空士への誓約』で「飛空士」シリーズを完結させた 犬村小六 先生が贈る最新作。
“ヴィヴィ・レイン”、その名前しか分からない人物を探す少年の数奇な運命を描きます。
(イラスト:岩崎美奈子 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094516340


飛行輸送船から落ちてきた少女“シルフィ”を助け、心の拠り所として貧民窟で暮らす少年
“ルカ”。体が弱い彼女が死を迎えるその時「探してほしい」と頼まれた人物を見つければ
この世界をよくできる、変えられる、というその言葉を胸に彼はあてのない旅に出る──。

序盤で“ルカ”が本当に報われない人生を送らされていることにやるせない気持ちを覚え、
その終幕を迎えそうなその瞬間から動き始める物語に、そして“ヴィヴィ・レイン”の名が
意外な所から出てくるあたりからはすっかり引き込まれていった感があります。流石です。

死の淵から拾い上げてくれた“ファニア”、最高のパートナー“ミズキ”、“シルフィ”に
似すぎている人造人間“アステル”。“ルカ”の旅の道連れも増え、世界観が広がった所で
魔女“アナスタシア”が告げるあの意味深長な発言が気になりすぎて次巻が待ち遠しいです。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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