2016年08月09日

『偉大なる大元帥の転身3 行きて、帰りし英雄譚』

竹岡葉月 先生が贈る出直し異世界転戦記。第3巻は自身を召喚した人物探しに一念発起
する間もなく退学の危機が訪れる“ケータ”へ、追い打ちとなる事実と真実が訪れます。
(イラスト:ともぞ 先生)

http://fbonline.jp/08shinkan/08shinkan.html#_02


皇国随一の騎士団からスカウトされた“イリス”。退学を宣告された“ケータ”。やがて
離れ離れになる前に彼の真意を突き止めたい“ライラ”。皇国の首都、水晶府を訪れる
ことになった3人は、和平会談に臨む“ベスティアリ”たち魔王軍四天王と出会うことに。

関係者が一斉に集った水晶府でタイミング悪く色々なことが一気にバレたとき、唯一不在
である魔王“フードゥー”がひた隠しにしていた事実を前にキレる“ケータ”。そりゃあ
少なからず想う所のある相手にそんなことをされたら、と思うと同情の念を禁じえません。

暴走する“ケータ”を現実に引き戻した絆、そしてすべてのことに落とし前をつける彼の
姿勢。ちゃんと正しい選択肢を選んだ彼は称賛に値するものがあります。お話としては
もう少し続けられる余地があると思うので正直惜しいですが、完結を祝したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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