2016年07月20日

『天空監獄の魔術画廊V』

永菜葉一 先生が贈る囚人収集ファンタジー。第5巻は脱獄に失敗し囚人となった“リオン”
たちが再びその機会を得て、迫りくる世界の危機と天空の大監獄に隠された謎に挑みます。
(イラスト:八坂ミナト 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321512000601


看守の“マティーリ”を小気味よく退けた立役者の“フィーネ”。“アルカマリア”署長
の呪縛を愛の力で乗り越えた“アネット”。“シェリー”の提案に乗って世界の王となる
ことを決めた“リオン”に「君に釣り合うため」と公言され、動揺しまくる“キリカ”。

確かに比べてみれば明確な理由がないため、“リオン”の師“イングラム”でも敵わない
“スピカ”をその身をもって封じようとする“レオナ”のあの主張が一段と際立つと共に
胸を打つものがありました。自身が描く幸せの形に従って選んだ彼の選択しも立派でした。

出来ないことを出来るようにする。その信念ゆえに“リオン”が667番目の絵を生み出す
力ともなったワケですが、まさか世界の王になる理由に「それ」が含まれているとは・・・。
4人の女性を幸せにすると宣言し、実現した彼を称えつつ、完結を祝したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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