2016年06月16日

『楽園【ハレム】への清く正しき道程【ルート】 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです』

野村美月 先生が贈るファンタジー・ハーレム(予定)コメディ。第3巻はお預けにされた
“ルドヴィーク”が、“エヴァリーン”に持ち上がった婚約話に干渉する顛末を描きます。
(イラスト:竹岡美穂 先生)

http://fbonline.jp/08shinkan/08shinkan.html#_06


あれだけ国王を慕い続けている“エヴァリーン”が、格上の家柄とはいえ別の男のもとに
嫁ぐのは何とかならないか、という読み手の心情をどう汲み取って頂けるのか気にしつつ
読み進めていくのが実に楽しい。彼女がアタックする様子もまたいじらしくて健気です。

その“エヴァリーン”を“フロリン”として後押しする“カテリナ”に少しずつ培われて
いく“ルドヴィーク”への想いと距離感。元々“ミーネ”との件もありましたし、さらに
“テレーゼ”にしてしまったあの仕打ちとその思わぬ結果が彼女を苛むことになるとは・・・。

二番目と三番目、そして四番目と五番目が明らかとなり、楽園の主となるための六番目と
永遠に手に入れられない七番目が何なのか、が焦点になる直前まで来ました。幸せ者の
はずなのに未だ穏やかな日々を迎えられない若き国王の明日はどこに向かうか、注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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