2016年05月16日

『薬屋のひとりごと5』

花街育ちの少女が毒見役として宮廷内で難事件を解決していく様子を描く、日向夏 先生の
シリーズ第5巻。一介の薬屋なはずの“猫猫”が羅一族の宿命に巻き込まれていきます。
(イラスト:しのとうこ 先生)

http://herobunko.com/books/hero14/3956/


多感な“趙迂”というクソガキを相手にしつつ薬屋稼業にいそしむ“猫猫”。彼が食べた
イナゴから蝗害の兆しを察したところを見て、人知れず動き出すあたりはいつものこと。
それを契機に、子一族の反乱から落ち着きを取り戻した都に不穏な動きが見え始めます。

お忍びで“猫猫”のもとを訪れる“壬氏”。すっかり気を許すそぶりを見せるも、彼女は
至って観念する気配はなく。しかし、彼の立場が変化したことを受けてお世継ぎの問題は
避けて通れないのが筋。迫る彼の熱量をかわす彼女に心変わりは訪れるのか気になります。

今回は市井の中で毒物が見え隠れする所や、仙術を使うという“白娘々”の見世物のタネ
明かしなど、日常にある脅威の発露が興味深いところ。印象に残ったのは、この世界観で
どう親子関係を調べ、納得させるかでした。無茶な依頼に良い切り返しだと思いました。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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