和ヶ原聡司 先生が贈る魔王と勇者の庶民派ファンタジー。第15巻は迫るクリスマスの直前、
気持ちが浮つく“千穂”たちを他所に“真奥”と“恵美”へ一つの現実が突きつけられます。
(イラスト/029 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865750-1/ 】
“千穂”と“梨香”。“アラス・ラムス”も含めてと一緒にクリスマスを楽しみたいと願う
彼女たち。その一方で、いまの日本での生活がいつまで続けられるのだろう、という不安も
入り混じる気持ちが現実のものとなったとき、失意の底に陥る彼女らはどうするのか──。
ということで、そもそも何でそんなことになってしまったのかを遡って追っていく話運び。
“恵美”のことを思う気持ちもあるとは思いますが、すっかり日本での生活に馴染みまくる
“エメラダ”の言動が印象的。そんな微笑ましい様子の彼女にも驚きの真実が告げられます。
てっきり「冒頭だけ読んで16巻を読み進めても問題ないのか」と思っていたらそうは問屋が
卸さない“千穂”の行動力に、改めて彼女がこの物語を動かしていく鍵になる予兆を感じ
させてくれます。というかお気軽だなぁ、異世界。“真奥”の決意が叶うことを願います。
2016年02月26日
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