枯野瑛 先生が贈る、終末の世界を描くファンタジー作品。第4巻は目覚めた“ヴィレム”
が昔の地上、思い出の人々、そして驚愕の事実を目にすることで新たな終末を迎えます。
(イラスト:ue 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321509000301 】
“ヴィレム”のことを「おとーさん」と呼ぶ少女“アルマリア”は、かつて彼が約束を
守れず助けられなかった少女。何者かが見せる夢、贋物の世界であることは理解しつつも
そこから脱する術は見つからず、“ネフレン”と共に偽りの日常を送ることとなります。
終末を再び迎える“ヴィレム”が耳にする「真界再想聖歌隊(トゥルーワールド)」なる
者たちの陰謀、皆が同じ夢を見る現象、そして昏睡して二度と起きなくなる事件の乱発。
やがて辿り着く事実、その奥にある「誰がこの夢を見せているか」という謎が見どころ。
全てに気付いてしまった“ヴィレム”を襲う悲劇を見て、まさに 枯野 先生の容赦ない
部分を再確認させていただいたような気がします。その他いろいろと思わせぶりな場面
もあるだけに、これは次巻でどう綺麗にまとめて下さるのか 枯野 先生の手腕に期待です。
2016年01月06日
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