犬村小六 先生が贈る飛空士たちの恋と空戦の物語。「誓約」第9巻は「飛空士」シリーズ
の最後を飾る最終巻。それぞれの飛空士たちがクライマックスの連続に直面していきます。
(イラスト:森沢晴行 先生)
【 http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784094515824 】
“かぐら”処刑はあくまで誤報と信じ、悲痛にも決意を固める“バルタザール”。それを
見届ける“セシル”。片道切符も同然の作戦を前に本心を告げる“清顕”。それを受ける
“イリア”。覚悟を決めた“ミオ”。それに動揺する“ハチドリ”。緊張感が漂います。
その雰囲気は空戦でも感じられます。ジェット機なんで反則級の相手にも挫けることなく
対峙する“清顕”たちの他、“カル”“海猫”“魔犬”と一堂に会した空の舞台で魅せる
手に汗握る戦闘の数々は必見。“ニナ”の願いが叶った瞬間とかもう、心も目頭も熱くて。
「奇蹟」を目の当たりにした後、「エリアドールの七人」が揃うのは難しいか・・・と最後
まで思わせていた所であのラスト。もうここまで読んだからこそ味わえる、まさに感動
と言える結末に思わず何も言えなくなりました。まさしく業界屈指、傑作の一つです。
2015年12月02日
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