2015年11月22日

『ガーリー・エアフォースIV』

夏海公司 先生が贈る戦闘機×美少女ストーリー。第4巻は亡命してきたアニマに戸惑いつつ
接する“慧”たちが彼女の秘密、そして記憶喪失という状況に込められた想いに迫ります。
(イラスト/遠坂あさぎ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865505-7/


アルビノって良いよね、と 上坂すみれ さんの帯コメントに同意しつつ 遠坂 先生の絵を
眺めてみたり。そんな“ベルクト”はザイと戦うことに恐怖感を覚えるなど、これまた
規格外な存在。追尾してきたロシア兵の「後悔するぞ」という捨て台詞が気になります。

亡命受入騒動から程なくして噂される「お化け電波」の話、あるいは直面する緊急発進の
回数急増。“ベルクト”が鍵を握るのは間違いないのに繋がりが見えない、悶々とする
話の流れから、ある契機を境に次々と判明するロシア側のザイに対する姿勢に驚愕です。

そして亡命してきたその経緯が明らかになってから分かる“ベルクト”の愛されてる感、
これがまた実に良い。だからこそイヌワシにまつわるロシアの古い民話をなぞらえた結末
には切なさがあふれます。“明華”の出番が少ないのも切なさに関係するかも知れません。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | ライトノベル
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Excerpt: JUGEMテーマ:読書感想文    ◆  ガーリーエアフォースシリーズ    思わずSaab JAS39..
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