野村美月 先生が贈るファンタジー家庭教師コメディ。第8巻は外交官となるべく大学へ
進学した“シャール”が“聖羅”を一人の生徒から女性として認めるまでを描きます。
(イラスト:karory 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02 】
表紙と口絵の破壊力、そしてどの挿絵も印象深さが半端なく、karory 先生には脱帽です。
12歳、14歳、16歳・・・と年を重ねても“シャール”に恋心を抱き続ける“聖羅”に対して
彼女の気持ちは恋じゃない、と諭す彼。どちらが折れるか勝敗明らかな根比べが続きます。
その合間にも“ミリー”や“ハールーン”との再会、“竜樹”のおイタ騒動、“ギルマー”
や“アニス”の惚気話、“グリンダ”がエーレンでぼやきながらも長居する様子など、皆の
その後についても言及に及んでいてまさにオールスター登場といった雰囲気が楽しいです。
“聖羅”が心折れずに“シャール”を好きでいられたのが、あの「約束の未来」だという
くだりはもう涙ぐましくて。あれで想いが変わらなかったら“シャール”を張り倒すしか
ないレベル。二人ともお幸せに、ということで無事完結。珠玉の作品でございました。
2015年10月05日
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