すえばしけん 先生が贈る新作は、大国から身を追われた小国の姫が異世界から来た魔術師
と出会い、魔術を習いつつ反乱軍を立ち上げ守りから攻めに転じる顛末を描く進撃譚です。
(イラスト:マニャ子 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797382969.html 】
日本の魔術師を管理し、絶大なる影響力を持って社会へも関与する魔術結社「暁の神殿」。
その体制に異を唱える“戒斗”“蒼馬”“雪火”はそのトップ暗殺を計画、実行に移す。
“蒼馬”の凶刃が結社の首魁“魔術皇”に届こうとするその瞬間、世界は暗転し──。
異世界に飛ばされた結社の一員“秋輔”がエテイル王国の“カティア”と出会い、敵対心
むきだしな“雪火”と手を組んで王国を帝国から護る手伝いをする。自己否定精神の強い
“カティア”をどう立ち上がらせるか、という“秋輔”の影ながらの努力がポイントです。
飛ばされた魔術師は帝国にも居て、こちらも呉越同舟で元の世界に戻ろうと躍起なもの
ですから異世界を舞台に背負うものを混ぜ込んで望まぬ戦いなど生まれそうな予感がする
話運びが興味を惹きます。ひねりのきいた立ち回りも魅力的で続きが楽しみな作品です。
2015年08月23日
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