下読みのプロ、と言っても過言ではない 野村美月 先生が贈る新作は青春創作ストーリー。
ライトノベル投稿作を書く孤高の少女と下読みアルバイトの少年が出会い、紡ぐ物語です。
(イラスト:えいひ 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01 】
最終選考の審査員を務めてもおかしくない実績を持つ 野村 先生が、受賞作品となる原稿を
30点以上も一次から二次へ送っていたというのだから驚かされます。というか、あとがき
から感じる命を削って作品を書かれている様子が心配です。くれぐれもご自愛ください。
さて、本編は“青”の元に送られてきた一次選考作品がクラスでとっつきにくい美少女
の“氷雪”が書いたものだと知り、更にそれを知られて驚かれるも選考突破のアドバイス
を求められて密会するうちに信頼関係も生まれてきて・・・と機微の変化を丁寧に描写します。
“氷雪”が自分を卑下する原因と、その対策に臨む“青”。下読みのプロとしてだけでなく
同年代の少年としても彼女を助ける“青”、そんな彼に自然と心惹かれていく“氷雪”、
そして遅ればせながら自分の気持ちを確固のものとした二人・・・もうキュンキュンします。
2015年07月10日
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